自分が親から一番愛されてきたと思えたら

子育てについて

子育ての中で私が一番大切にしてきたのは、「兄弟仲」でした。
とはいえ、兄弟が多いと、どうしても比較とか小さな嫉妬が生まれるものです。

そこで私が心がけてきたことの一つが、
「自分が親から一番愛されてきた」と一人ひとりが思えるようにすること。

とにかく「自分は特別に愛されている」と錯覚してもらうことでした。

この気持ちさえ持てたら、きっと他の兄弟にもやさしくなれるし、心の余裕が生まれる。
そう思いながら子育てをしてきたように思います。

今のところ、子ども(そして配偶者も)は仲が良く、穏やかな関係を築けているように感じています。

自分で言うのもなんですが、これは「えこひいきしないようにしてきた成果」の一つだと、勝手に思っているところです。

もっとも、“えこひいきしない”というのは、簡単そうで難しいですよね(^◇^;)。

だって、親がどんなに公平であろうとしても、子どもがそう感じなければ、それはもう“えこひいき”になってしまうのですから。

実際、みんなが一緒のときに公平でいるのは難しい。

それなら、
「二人きりの時間を作って、そのときだけ思いっきりえこひいきする」
のがいいのかなって……。

4人も子どもがいると、一人ずつ時間をとるのはなかなか大変です。
でも、この二人きりになる時間を意識して作る「えこひいきしないためのえこひいき作戦」は、意外とうまくいったような気がします。

そう、
一人ひとりが「自分だけを見てもらった」という実感を持てたから、兄弟仲も自然と良くなったのではないでしょうか。

これから先、子どもたちがそれぞれの人生を歩んでいく中で、その「やさしい錯覚」が心の中に残っていてくれたら、多分、子どもたちの家族同士も仲良くやっていけるのではないでしょうか。

「私は親から一番愛されてきた」
そう思えることは、実はとても大きな力になります。

それは、
この世界のどこに行っても、自分を愛してくれる人が必ずいる
という安心感にもつながりますから。

どんな環境でも前を向いて生きる力になると思います。

この“愛されてきた記憶”は、体の奥深くにもしっかりと根づいていて、
ストレスや不安を感じたときにも、ふと自分を支えてくれるように思うのです。


七施鍼灸院では、そんな「心のぬくもり」や「安心感」も大切にしています。

鍼やお灸で体を整えるだけでなく、心がふっとやわらぐ時間をお届けできたら――

それが、私の願いです。

どうぞ、ご自身を大切に。

どこかで誰かに“愛されてきた記憶”を、思い出してみてくださいね。

おおしたさん
yochy_take
この記事を書いた人

鍼灸師,あん摩マッサージ指圧師 /東京では小児はりや妊婦さんを多く手がけていました /特に逆子は2200人以上を経験 /広島県安芸郡府中町出身 /青年海外協力隊にてパナマ派遣 /2024年6月まで外苑前で鍼灸院を20年経営 /子ども4人はすでに成人

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