この日曜日、第4回目となる「まるっとお結び会」を瀬戸ハイムの公民館で開催しました。

参加してくださったのは7組の親子。
大人10名、子ども9名。
スタッフやフルート演奏をしてくださった小林さんも含めると、総勢24名のにぎやかな会となりました。
この「まるっと」は、助産師さん2人、子育て支援の専門家、そして鍼灸師の私。
4人で立ち上げた小さな子育て応援活動です。
妊婦さんや子育て中の方が気軽に集まり、ホッとできて、誰かとつながれる場所。
そんな場を地域の中につくりたい。
そんな思いで発足しました。
おむすび60個
今回のお昼はおむすびです。
こんぶ、おかか、炊き込みご飯、わかめご飯。
合計60個のおむすびを用意しました。

結果は5個だけ残して、ほぼ完売。
お味噌汁もきれいになくなりました。
そして手作りラスクも登場。

米油ときび砂糖だけで作られたラスクは絶品でした。
やっぱり、みんなで食べるご飯はいいですね。
ご飯を囲むと自然と会話も始まります。
「何ヶ月ですか?」
「夜は寝てくれます?」
「離乳食どうしてます?」
そんな何気ない会話の中に、
本やネットには載っていない安心感がある気がします。
お灸体験をしてもらったのですが……
午前中は私が担当して、お灸体験と健康相談を行いました。

お灸を体験していただきながら、身体を温めることやセルフケアについてお話ししました。
……したつもりでした。
ところが反省会で、
「大下さん、お灸がどう効くのか説明してないわよ」
「どういう時に使うのかも言ってないわ」
「もっと鍼灸師として自分をPRしなきゃ!」
と、見事なダメ出しをいただきました(笑)
言われてみれば、その通り。
せっかく助産師さんがお仲間を連れて来てくださっているのに、自分自身の絶好のPRの機会だというのに、私は子どもと戯れることに夢中。
自分のことをほとんど話していませんでした。
残念。
どうやらこの日の私は、鍼灸師である前に、子ども好きで、おしゃべりがしたいだけのおじさんに終始していたみたいです。
いや、最近なんだか忙しく、ちょっと消耗気味だったので、私自身が子どもたちに癒やされたかったのかもしれません。
でも、こういうことを率直に言ってくれる仲間がいるのは本当にありがたいことです。
次回、私が参加できる9月は
「お灸ってどんな効果があるの?」
「どんな感じに温まったらいいの?」
そんな話もちゃんと盛り込んでみようと思います。
たぶん。
いや、きっと。
……たぶん助産師さんたちが見張ってくれているので大丈夫でしょう(笑)
とろけるパンチをひたすら
食事の後はおもちゃタイム。
一緒にご飯を食べると、子どもたちともすぐ仲良くなれますね。
たくさんのおもちゃに囲まれて、子どもたちも楽しそうでした。

子どもたちとの遊びは、いつも気付けば全力です。
この日の子どもたちのブームは、
「世界で一番強いパンチ」と「世界で一番優しいパンチ」。
私の手のひらを叩いてもらい、
「強いパンチ!」
と言えば全力で(といってもかわいいものです)。
「優しいパンチ!」
と言えば、そっとタッチ。
そのたびに私が、
強いパンチには大げさに痛がり、優しいパンチには全身でとろける。
それを延々と繰り返すだけです。
何がそんなに面白いのかと聞かれると説明できませんが、子どもたちは大笑い。
そして私も大笑い。
こういう遊び、私は何時間でもできます。
一緒に遊んだというより、完全に遊んでもらっていました。
帰る時間になると、
「まだ帰りたくない!」
という声も。
でも実は、私の方が
「まだ遊び足りない!」
と思っていたんですよ。
それにしても子どもって本当にすごい。
その場にいる大人を、一瞬で仲間にしてしまうのですから。
安心は静かに伝わる
私は鍼灸師として、妊婦さんや子育て中のお母さんと関わる機会が昔からありました。
その中でいつも思うのが、子どものために何か特別なことをする前に、まず親がホッとできることが大切だということです。
親に少し余裕が生まれると、子どももどこか安心した表情になります。
でも、それは親子だけではなかなか難しいこともあります。
だからこそ第三者が必要です。
昔は、おじいちゃんやおばあちゃん、親戚や近所の人たちが自然とその役割を担っていました。
でも今はどうでしょう。
人とのつながりを作ること自体が難しい時代になっています。
人間は一人では生きていけない生き物です。
なので、人とのつながりの中で支え合って生きていく必要があります。
特に子育ては、関わる大人が何人もいてこそ豊かになるものだと思うのです。
本来、人間はコミュニティの中で育ち合う存在です。
それなのに、どこかの時代で何かを失い、子育てがとても難しいものになってしまいました。
そして、その流れを元に戻すのは決して簡単ではありません。
それでも、かつての「仮親」という仕組みを思うと、ヒントがたくさんあります。
地域にはいつも何かしらの“親”がいて、子どもは常に誰かに見守られていたーー。
そういう環境なら、子どもだって大人だって、そうそう悪さはできません。
世知辛い世の中だからこそ、誰かに話を聞いてもらえる。
少し笑える。
一緒にご飯を食べる。
そんな時間が大切になります。
今回も改めて感じましたが、
そんな時間があるだけで心はずいぶん軽くなると思うのです。
そしてその安心は、
静かに静かに子どもへ伝わっていく。
私はそう思っています。
助産師さんや地域の支援者の方々と一緒に過ごすこの時間は、本当に贅沢な時間です。
参加された方がまた来たくなる気持ちも、よくわかります。
私自身が、また参加したいと思うくらいですから。
こういう場所を育てていきたい。
これから府中町に根ざす鍼灸院として、治療だけではなく、人と人がつながる場づくりにも関わっていけたら嬉しいです。
次回は夏祭りです
次回のお結び会は7月4日(土)開催予定です。
メニューはカレーライス。
そして、ヨーヨー釣りやボールダーツなど、夏祭り企画も準備中です。
相談があってもなくても大丈夫。
子育ての悩みがあってもなくても大丈夫。
ただ誰かと話したい。
そんな方も大歓迎です。
どうぞ気軽に遊びに来てください。
皆さんとお会いできるのを楽しみにしています。
色々語り合うなかで、妊娠・出産・子育てをめぐる、今の社会が抱えている「息苦しさ」の正体が、少しずつ言葉になってきています。
鍼灸師として、そして日々、妊婦さんや子育て中の方と関わる立場として、今感じていることを少しまとめてみたいと思います。




コメント