逆子治療でお伝えしている「4つのこと」

逆子、安産について

逆子治療は、一回で
「はい、くるん。」とはなりません

もしそんなことができたら、
私は今ごろ億万長者(笑)

実際はもっと地味。

治療も大切だけど、
家での過ごし方もとても大事。

毎日のお灸。
生活のリズム。
身体の使い方。
そして気持ち。

つまり――

温める」「睡眠」「体操」「気持ち」だけを丁寧に伝えてる感じ。

でも、この「だけ」が、なかなか侮れません。

では一つ一つ解説します


① 温める

「温める」と言うと、
だいたいの方が「お腹ですよね?」と。

うん、半分正解。

でも温めたいのは、
お腹はお腹でも、
お腹の深いところ

助産師さんがよく言う、
「首のつくところを冷やさない」
あれ、本当に理にかなっています。
(※ ただし、お腹を「くびれ」と称して、腹巻き等を推奨するのはどうかと思いますが)

で、
考えてもらいたいのが足首。

ここが冷えている方、無茶苦茶多い感じがします。

ここメインの冷えは、胃腸と関係するから気をつけてね。

そんな中、
必ず話題に上るのが「三陰交をカイロで一日中温めてます!」アピール。

違う、
それは違う!

持続的に「面」で温めると、このパワーの強いツボは悪い方に働くことも。

だから点で温めるお灸が大切になるの。


とりあえず、

  • 面では温めない。
  • 循環を整えて、結果として腹部がゆるむことを目的とする。

というのは覚えててもらいたいところ。

あと、

温める=焼く、ではありません。

じんわり、です。


② 睡眠

これはもう、しつこいくらい言ってます。

早く寝ましょう。

逆子にも、
安産にも、
睡眠はボスキャラ級に重要です。

逆子が回った瞬間を
「気づきませんでした」という方が多いのは、
たぶん寝ているときに静かに「くるん」してるからじゃないかな。

お母さんが深く眠ると、
腹腔内の緊張もゆるむ。

赤ちゃんも
「あ、今ならいける?」
となるのかもしれません。
(もちろん赤ちゃんの本音は聞けませんが)

夜更かしして「検索沼」にはまるより、寝ちゃったほうが,絶対にいい。

これ、かなり本気で思っています。


③ 体操

ブリッジ法
胸膝位
いろいろあります。

でも大事なのは、
頑張ることではなく、緩むこと。

辛さに耐える姿勢なり運動は、だいたいお腹も固くなります。

個人的に好きなのは「はいはい」。

脊椎動物として自然な姿勢。
赤ちゃんにとってはハンモック状態。

地味だけど優秀。

横向き寝をずっと続けるのは、
実はあまりおすすめしません。

体操後30分くらいならOKですが、
一晩中、は逆効果なことも。

身体はシンプルです。

無理をさせると、
かたくなる。

ゆるめると、
動く。

これ、当たり前か。


④ 気持ち

これが一番やっかい。

「絶対直したい!」
その気持ち、よく分かります。

でもその気持ちが強くなりすぎると、
腹壁がカチカチに。

逆子ちゃんで生まれた子って、ちょっと我が道を行くタイプが多い印象ありすぎ。

ほんと、
親の言うことの反対ばかりする子が多すぎて(笑)

だから「下を向いてね」なんて「話かけ」、赤ちゃん天邪鬼しちゃうかも。

で、
95%以上は頭から生まれるという事実。

この事実を土台にして、
できることを整えたら、あとは流れに身を委ねる。

悶々とするより、
整えて、寝る。

これ、意外と最短ルート。

逆子は全体の3〜4%。

これまで診てきた逆子ちゃんたち、本当に元気な子が多い。

だから最近はこう思っています。

「元気すぎてポジション取りにこだわったのかもね」と。

半分冗談ですが、
物語は明るいほうがいい。

お母さんの身体が安心すれば、赤ちゃんも安心しますから。


逆子直しは、
特別なテクニック大会ではありません。

生活を整え、
身体をゆるめ、
あとは赤ちゃんのタイミングを待つ。

ゆるっと本質。

それが一番、
母にも子にも優しく確実な方法だと思っています。

おおしたさん
yochy_take
この記事を書いた人

鍼灸師,あん摩マッサージ指圧師 /東京では小児はりや妊婦さんを多く手がけていました /特に逆子は2200人以上を経験 /広島県安芸郡府中町出身 /青年海外協力隊にてパナマ派遣 /2024年6月まで外苑前で鍼灸院を20年経営 /子ども4人はすでに成人

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