長く続くこの痛み、、
診断名がついたのに、半年経っても治る気配が全くない、、
このような長く続く痛みですが、胃腸の働きや筋肉の問題、体の歪みやヘルニアに頚椎症等々、その原因は多岐に渡ると思います。
でも、脳が錯覚を起こしている場合も少なくないように思います。
ん??
脳の錯覚??
実際に痛いのだから、脳の錯覚だなんて思う事はできないかもしれません。でも怒りや不安、寂しさまでも、脳の錯覚を長引かせる原因になる、という考えが東洋医学にはあったりします。

自分の考え方が悪いから病気を長引かせてるの??
私がウツウツした人間だから治らないの?
不安が痛みを長引かせてる、って言われても、なんだか責められているみたいで正直しんどいよ!
そう思われる方もいると思います。
そして、そういう時は何を言っても響かないものです。
不安な時は思い込みが激しいですし、良い方向に捉えるのは本当に難しいです。
だけど…
痛みもしんどい事も、捉え方を変るだけで改善されることがあるのは事実です。
痛みに対する関心のありようを変えてみる
ただそれだけで、痛みや辛いことが楽になるだけでなく、気持ちもよい方に変化することがあるのです。
鍼灸師として…
痛みを取り除くだけでなく、その原因をハリやお灸を使って本人に意識付けする事も仕事の一つだと思っています。
例えば、腰痛や背部痛はお腹の調子の悪さから長引くことが多々あります。
胃腸をよくするツボにハリをして腰や背中の痛みが消失するということがあるのです。

そっかぁ、、
胃腸の調子が悪くて背中が痛くなっていたのかぁ、、
それがわかれば普段の生活習慣を考え直すきっかけになるかもしれないね!
- 足にハリを打って、お腹がなんだか温かくなるとか…
- 肩にハリを打って、胸や頭に心地よい響きがあるとか…
自分の体は今どうなっているのか…
長年鍼灸師をやってみて、その意識付けに、鍼灸はとても有用だと思うのです。
私の喘息について
鍼灸治療のおかげでココ何年も悩まされていませんが、50歳代前後で苦しんだ私の喘息は、ただただ呼吸ができなくなるというものでした。
私の場合、水毒が脾実を起こすか、肝が心窩部のつかえを起こすかで症状が出ること多く、治療はいかに腎気を養うかが治療の基本方針でした。
実際お通じが悪くなると、息がしにくくなり始めます。
最初はなかなか気付けませんでしたが、お通じが悪くなりのが喘息になるサインだというのがわかり、いつの間にか喘息と上手に付き合えるようになりました。
だから私の場合、喘息の前駆症状は不摂生に気付けるサイン!
「気づかせてくれて喘息さんありがとう!」なのです。
その痛みや辛さを生活にいかす。
そんな考えもあるのですよ。
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