お酒は好きだし、インスタントラーメンやコンビニ食にも目がない私。
毎朝筋トレをしていたり、先日の大野浦駅までの長歩きとか、それは「健康のため」というより、メンタル面の発散のためにやっているのが本音だったりします。
そんな私ですが、自分に鍼やお灸をする以外に、いくつか続けている謎の健康法(?)があります。
たとえば、寒い時期でもできるだけ薄着で過ごすとか、温冷浴とか。
硬いところに寝て木枕を使うというのもかなり長く続けています。
もっとも、年齢的にはもう「産熱できる体」ではなくなってきたようで、最近はめっきり寒さが堪えるようになりました。
なので4〜5年前までは12月でも半袖で外に出ていたのに、最近は12月に入る前から寒くてギブアップ。
今年もすでに寒さを感じる予感がましましで、「もうこの修行的自己満足はやらなくてもいいのでは」と思いつつも、みんなが着込んでいる中で薄着でいるあの“ちょっとした優越感”が捨てきれません。
まあ、そこで優越感を見出している時点でどうかと思いますが(笑)、私にとっては精神安定剤のようなものなので、きっと今年もできるだけ継続すると思います。
硬い床と木枕で寝る習慣は、西式健康法をかじっていた頃の名残です。
でも今は健康のためというより、「寝床に自分を左右されたくない」という気持ちの方が大きいかな。
世の中には“枕難民”と呼ばれる方々が多数いて、高級枕を次々と試しているみたいですが、私はどこでも寝られる人でいたい!
だから普段から硬い床と木枕。慣れれば案外どうにかなるものですが、朝起きる時は体がカチコチで、ストレッチをしないと動けません。
正直、体に良くないのかも…と感じることもありますが、何十年も続けてきた手前、今さらやめるのも難しい。
そういえば先日、久しぶりにベッドで寝る機会がありました。
ふかふかの寝心地に思わず「うわぁ〜!」とはしゃいでしまいました。
その気持ちよさに感動できるのは、普段硬床に寝ているからこそ。
そんな自分をちょっと褒めてあげたくなるのも、また嬉しいものです。
こうして振り返ると、ウォーキングや筋トレは、健康のためというよりも、気分のリセットや自己満足の延長かな。
だって、自然界の動物で「健康維持のために運動している」なんて存在しませんから。
運動はあくまで、優越感や自己満足がもたらす“ポジティブな気分”のためのもの。
それは、着飾って自信を取り戻すのと同じような行為なのかも、って思うこと頻りなのです。
だから、私にとって運動は「健康法」ではなく、「こころの調整法」のように思っています。
鍼灸師として日々多くの方と接していると、
「健康」とは数字やデータではなく、「自分をうまくなだめたり、笑わせたりできる心の余裕」のようなものだと感じます。
完璧な生活を目指すよりも、少しのユーモアと自己満足を持って日々を過ごすこと。
それこそが、長く元気に生きるコツなのかもしれません。
七施鍼灸院では、そんな“こころとからだをほぐす時間”をお届けしています。
肩の力を抜いて、ちょっと笑いに来るような気持ちでお越しください。
薄着でお迎えするかもしれませんが(笑)、心はぽかぽかに温めてお待ちしています。


コメント