「子どもが四人もいるんですか!? 大変ですね!」
「四人の子育て、すごいですね!」
そんなふうに言われることがよくありました
でも、一昔前ならこのくらいの子どもの数って珍しくはなかったと思うんです
私が育ってきた昭和の終わり頃でさえ、三人兄弟、四人兄弟なんて家庭もけっこうありましたから
それが年間の出生数が70万人を切る時代です
「四人の子持ち」というだけで驚かれることがあるわけです
そこからの流れで、「子育ての秘訣って何ですか?」なんて聞かれることもあります
でも正直、合っていたのかどうかは分かラナイどころか反省ばかり、、
子どもたちがみんな成人し、私自身も還暦近くなったなった今でも、答えは見つかっていないような気がします
それでも恥をしのんで言うとすれば
あえて気をつけていたことはあるにはあります
えこひいきしない
これは……できていたかどうか、本当のところは子どもたちに聞いてみないと分かりません
でも工夫していたことはあります
それは、月に一度くらいは一人ひとりと“二人っきりになる時間”をつくるということ
そしてその時間だけは、“その子だけを特別扱い”するということ
その瞬間だけは意図的にえこひいきする
だって
「自分が一番えこひいきされている」
と錯覚したら“えこひいきされていない”と思うじゃないかな、って
たとえば、、
ちょっと買い物に一緒に行く、
喫茶店で二人だけでお茶を飲む、
そんなささやかな時間でも、
「今日はあなたのためだけの時間だよ」
ってな雰囲気でいたら、うれしいじゃないかな、って思ってたんで、、
子どもが四人いると、どうしても「まとめて」扱いがちになります
だからこんな感じに、一人一人の顔をしっかり見る時間を、意識して持つようにはしていたように思います
子どもの話をできるだけ遮らない
これは、なかなか難しいことですが、意識だけはしていました
たとえ自分の考えと違っていても、とにかく最後まで話を聞く
「うんうん」と相槌を打ちながら、なるべく口を挟まず、子ども自身の言葉を引き出すように心がけていました
すると、少しずつ、いいことも悪いことも話してくれるようになる気が、、
これって、信頼の“芽”を育むようなものじゃないかなぁ、って勝手に思ってました
それでもやっぱり
子育てって答えが見つからないものなんですよね
あの頃の自分を思い返すと、恥ずかしいことばかりです
でも、きっと誰もが子育てを手探りでやってきたんじゃないかなぁ、って思いつつ心を楽にしてきたような、、
だからこそ、今まさに子育ての真っ最中にいるお父さん・お母さんたちへ、そっとエールを送りたい!!
がんばりすぎずに、ほどほどに、
ときどき振り返って、にっこりできたらね、それで、じゅうぶん!!みたいな感じ
心から、そう思います
がんばれ!
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