東京スキンタッチ会会長職退任と今後について

昨年書いたこのブログを読んで改めて会長職の交代について書いてみました


先日の総会をもちまして、東京スキンタッチ会の会長職を正式に退任いたしました
これまで長きにわたり支えてくださった皆さまに、心より感謝申し上げます

東京スキンタッチ会
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今後は新体制のもと、東京スキンタッチ会は新たな一歩を踏み出します
新会長の水戸さんは、周囲への気配りが行き届く、信頼のおける方です
これからの会の展開が楽しみでなりません

広島を拠点に活動し始めた私ですが、これからも東京スキンタッチ会を通じて、「やりたいこと」に取り組んでいきたいと思っています
今後とも、どうぞよろしくお願いいたします


さて、
東京での暮らしを終えて広島に戻り、早くも1年が経ちました

「広島のことをもっと知りたい」
そんな思いから、昨年8月〜12月までは市議会で事務職として勤務
そして今年に入ってからは、訪問による保険鍼灸を始めました

とはいえ、保険診療は未経験だったため、同意書の取得なども含め、まだまだ手探り状態
軌道に乗るには、もう少し時間がかかりそうです

それでも、多くの出会いに支えられ、少しずつ光が差し始めているのを感じています

とりあえず、5月15日、実家の一部を整えて、保健所へ鍼灸院の開業届を提出しました
まだ始まったばかりですが、妊婦さんやお子さんの施術を中心に、地域の皆さんに寄り添える場にしていけたらと思っています

とはいえ、しばらくは収入面を補う必要もあるため、
週に2〜3日は老人ホームでの訪問施術を行いながら、マクドナルドでの早朝バイトや外国人向けツアーガイドの仕事を続けていくつもりです

ちなみに昨日(日曜日)は久しぶりのマクドナルド朝5時からバイト
何かのフェアだったのか、マフィンや卵が飛ぶように売れ、ただひたすら焼き続けるという没頭感を楽しませてもらいました(笑)


東京での生活は、振り返れば実に四半世紀
かつて農業を志していた私にとって、港区・青山という都会の真ん中での暮らしは、思い描いていた世界とはまったく異なるものでした

そんな中で4人の子どもに恵まれ、成長に合わせて小児はりやスキンタッチ教室を開いてきた日々は、私にとってかけがえのない宝物です

子育てがひと段落した頃には、ちょうどコロナ禍が重なり、教室の開催は難しくなりましたが、妊婦さんやお子さんへの施術を通じて、育児の現場とはずっとつながっていられたように思います


それにしても、どうして会長を引き受けたのでしょうね(笑)
人前で話すのは得意ではないし、特別なスキルがあったわけでもなかったのに、、、

当時は子育ての真っ只中、しかも子だくさん
おそらく、ただそれだけの理由で声がかかったのだと思います

正直、最初は戸惑いもありましたが、
「子どもに関わる団体の代表を務めることが、経営にもプラスになるかもしれない」
といった、ちょっとした打算もありましたし、

「人前で話せるようになりたい」
という気持ちも、背中を押してくれたように思います

なにより、東京スキンタッチ会には、他にはない魅力がありました

ボランティアを基盤とした、ゆるやかな運営スタイル
そして、行動力があり、思いやりを持って動けるスタッフばかり
何かが動き出すと、

「じゃあ私これやるね」
「私はこれやるよ」

と、自然と役割が分担されていくあの感じ、、
ゆるやかだけど確実に進んでいく会の雰囲気が、とても好きでした

私のようなタイプが会長になっても、きっとみんなが助けてくれる
そんな安心感があったからこそ、引き受けることができたように思います

それに、女性が主導権を握っているのも良かったように思います

ほんと、根がおばちゃんなので、男性特有のピリピリした空気や、権威的な雰囲気がまったくもって苦手すぎて^^;

ここの居心地のよさは、私にとって本当にかけがえのない支えでした


東京スキンタッチ会のいちばんの魅力は、「やりたい」と手を挙げた人を、しっかり応援してくれるところにあります

「こんな教室をやってみたい」
「この人を講師に呼びたい」

そこに確実に寄り添ってくれる感じ、、
その柔らかさこそが、東京スキンタッチ会の真骨頂なのかな、って思っています

だからこそ、何かに挑戦したいと思っている方には、ぜひこの会を活用してほしいと願っています

一方で、誰も手を挙げなければ、何も起こらない (^◇^;)
それもまた、この会らしい、自然で健全な姿だと私は思っています

私は、それで良いと考えて運営してきました
ただ、これからはもう少し積極的に発信し、活動の広がりについてもしっかり考えていく必要があるかもしれませんね


この1年、現場を少し離れて改めて実感したことがあります
それは、「鍼灸は、まだまだ多くの人に知られていない」ということです

受けたことがない人、関心すら持ったことがない人が、本当にたくさんいる

地方で鍼灸院を軌道に乗せるには、高齢者向けの保険診療がとても重要になると感じています
これまで保険を使わずにやってきた身としては、保険での施術には思うところもありますが、
経済的なハードルが低く、ニーズも多い高齢者層を支える手段として、必要な選択肢だと理解し始めているところです

それでもやっぱり、私が力を注ぎたいのは、「子ども」や「妊婦さん」への施術
保険適用外というハードルはありますが、地域の助産師さんや行政と連携しながら、活動の輪を広げていきたいと考えています

だからこそ、人との出会いを大切に、一歩ずつ前に進んでいるところです

そして、東京スキンタッチ会とのつながりも、これから変わらず、私の大切な心の支えであり続けるはずです


今後の夢については、以前のブログでも書いたように、
「どこかに移住して農業に関わること」です

まだ具体的な一歩は踏み出せていませんが、少しずつでも、その方向へ進んでいきたいと思っています

この年齢になっても、やりたいことが次々と湧いてくるのは、まだ若い証拠、、かな??
そう信じたいところですが、(笑)

かつて農業に憧れて農学部へ進み、青年海外協力隊を経て、三重県では農家に弟子入りしたこともありました
そのなかで、農で生計を立てることの厳しさや、人間関係の難しさにも直面し、一度はその道を離れました

だからこそ、人生の後半は、これまで築いてきた「鍼灸」という土台を大切にしながら、もう一度「農」の世界に挑戦したい

子育てを終えた今、スキンタッチ会とのご縁に感謝しつつ、広島での鍼灸の仕事を軸に、
これからの人生を、丁寧に、そして具体的に描いていけたらと思っています


東京スキンタッチ会には、感謝しかありません
これからも広島から東京スキンタッチ会を応援し、こちらでもスキンタッチ教室や子育て支援に積極的に取り組んでいきたいと思っています


20組の親子が参加した2005年の私の初めてのスキンタッチ教室の様子です。
用意した風船が割れまくり、子どもたちのギャン泣きが収取つかなくなった、風船はやめよう!と気持ちだけを持った、なんだかよくわからない教室となりました(^◇^;)

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