子どもの時間を分断しない(吉本孝明さんの著書を読んで)
吉本隆明の著書『ひきこもれ』に「時間をこま切れにされたら人は何ものにもなることができない」という言葉があります。筆者は子育ての中で、「子どもの時間を分断しないようにする」ことを意識してきました。私は首都圏では多くの未就学児が予定に追われ、夢中になる時間を持てない姿に胸を痛めた経験があります。子どもが何かに没頭する力を育てるには、自分の時間を大切にできる環境が不可欠です。この視点をもっと早く知っていれば、子どもの「夢中になる時間」をもっと見守れたかもしれません。
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