逆子治療を通して、妊婦さんに“教えてもらってきた”こと|6月7日 東京・両国で講義します

明後日6月7日(日)、東京・両国の江島杉山神社にて、鍼灸師向けの逆子治療勉強会で講師を務めさせていただくことになりました。


以前にも書きましたが、今回の講義で私が伝えたいのは、「逆子治療は“不安を減らすこと”でもある」という視点です。

逆子治療というと、どうしても「戻る・戻らない」や技術論に意識が向きやすいです。

もちろんそのための技術や知識、そして経験は大切です。

ただ実際は、妊婦さん自身が少し安心できたり、「赤ちゃんと一緒に向き合ってみよう」と思えたりすることも、とても大切なのではないかと感じています。

だから今回の勉強会でも、「何をするか」だけでなく、「どう向き合うか」という部分を中心にお話しできたらと思っています。


詳細しくはこちらの記事にかいています。
逆子治療は“不安を減らすこと”でもある|東京・杉山神社で講義をします



逆子治療というと、

「どこのツボを使うのか」
「何週まで可能性があるのか」
「成功率はどれくらいか」

そういった話になりやすいです。

もちろん、頭位になるのが目的であり、そのために来院されるのですから当たり前と言えば当たり前ですよね。

なのでそれらの知識も経験も必要です。

ただ、今振り返ると、それは自分の技術だけでなく、“時代にやらせてもらった”部分も大きかったと思っています(笑)。

まだ今ほど広告や課金サイトが検索上位を占めていなかった頃、ありがたいことに私のブログやHPを読んで来院してくださる妊婦さんが本当に多くて。

多い時は、毎日のように逆子治療の予約が入っていました。

おかげで、知識や経験も自然と積み重なっていきました。

そして経営的にも、本当に助けられました。

青山という家賃のバグった場所で、ニッチすぎる逆子治療を続けられたのは、今思うとかなり奇跡に近かった気がしています(笑)。

でも、逆子治療の患者さんが増えるということは、当然ながら、治療がうまくいかず、逆子が回転せず帝王切開になった方と出会う機会も増えるということでもありました。

その経験を通して、少しずつ自分の考え方も変わっていった気がします。

逆子治療って、
「治す側」が一方的に何かを与えるものではないんだな、と。

むしろ私は、妊婦さんたちからたくさんのことを教えてもらってきました。

妊娠中という人生の大きな変化の中で、不安になったり、迷ったり。

それでも赤ちゃんを信じようとする。

そういう姿勢に、こちらが学ばせてもらうことが本当に多いのです。

そして不思議なことに、妊婦さんってエネルギーに満ちている。

もちろん、しんどい時もたくさんあると思います。

つわりもあるし、不安もあるし、眠れない日もある。

でもその中でも、「この子のために」と身体と向き合っている姿には、独特の力があります。

なので私は、“治療している”というより、元気のお裾分けをいただいていた、そんな感覚で、治療をさせてもらっていたように思います。


だから今回の勉強会でも、

  • このツボがすごい!
  • この技術で絶対戻る!

みたいな、魔法っぽい話をする予定は全くありません(笑)

むしろ、

  • 悩むこと。
  • 迷うこと。
  • 「これでよかったのかな」と考え続けること。

その感覚を失わないこと。

そこが大切なのではないかと思っています。

逆子治療に限らず、子どもの治療も、いや、全ての治療が同じですよね。

親御さんが子どもに対して、

  • どんな視点を持つのか。
  • どんな言葉をかけるのか。
  • どんな空気感で接するのか。

実はそこに、治療以上に大切なものがある気がするのがいかがでしょうか?


明後日、東京で、妊婦さんたちに教えてもらってきたことを、少しでも共有できたらと思っています。

そして参加される先生方とも一緒に、「どう向き合うか」を学ぶ時間になれば嬉しいです。

私自身も、まだまだ勉強中ですので(笑)

よろしくお願いします。



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