依存国家・日本のリアル|なぜ日本人は「嫌われない戦略」を選ぶのか

依存国家日本 同調文化 日本社会の特徴 考えていることについて

日本はいい国?
うん、まあ、いい国だと思う。

日本社会はよく「同調圧力が強い」と言われる。
でもそれは本当に日本人の性格の問題なのだろうか。

➡︎ コンビニは神。
➡︎ 医療は優秀。
➡︎ 電車は秒単位で正確。

世界中探しても、ここまで生活インフラが優等生な国はなかなかない。

でもその「いい国」、
実は超高度なローカルルールを無自覚に守れる人限定の快適空間だったりしていないだろうか?

赤信号、みんなで渡れば怖くない|災害国家・日本の同調文化

地震。台風。豪雨。猛暑。豪雪。
そして例の「富士山、いつ本気出すの問題」は常時臨戦体制。

それでも私たちは今日も東京へ集まる。

ハザードマップ?
「まあ、なんとかなるっしょ」

湾岸を埋め、川沿いに住み、
「資産価値ぃ!」と唱えながら
リスクの上にすやすや眠る。

世界でも有数の災害国家で、
なぜか東京一点集中を選び続ける民族

冷静に見ると、
これ、かなり攻めてない?

日本の最大の才能は、
楽観と同調のハイブリッド運用。

赤信号、みんなで渡れば怖くない

この安心感、
もはや宗教

ギャンブル国家、
わりと無自覚。

しかも首都圏の人口、爆上がり。

リスク管理の国なのか、
リスク集中の国なのか。

正直ちょっとよくわからない。

依存国家・日本の現実|エネルギー・食料・安全保障

しかも日本は、構造的に依存国家だ。

エネルギー。
食料。
安全保障。

「自給率」という言葉が出た瞬間、
空気がほんのり重くなる。

だらけ。
平地はレア。
はときどき本気出す。

歴史を見れば、飢饉は周期イベント
そんな土地に1億人超。

「全部自前でやれます!」
とか言う前に、スーパーの棚がスッカスカになるのを私たちは何度見ただろう。

この国は強い。
でも同時に、かなり繊細。

精密機械みたいな国家。

秩序は命綱|イザベラ・バードが見た日本社会

ここで思い出すのが
日本奥地紀行
著者はイザベラ・バード

  • 明治の東北
  • ボロをまとった村人。
  • 蚤だらけの宿。
  • 外人が通れば、障子に無数の目

異人は観察対象
ズレは共有案件。

依存国家にとって、
秩序は命綱だった。

共同体が壊れたら、
次の冬を越えられない。

そんな土地なんだ、日本という国は。


日光の金谷ホテルに泊まった時にスタッフが「イザベラ・バード女史の話なら何時間でもできる」との言葉に興味を抱き、東京に戻って早速本を探してみたのを思い出しました。
イザベラ・バードの日本奥地紀行

パナマで感じたこと|日本社会との違い

協力隊で
パナマにいた頃を思い出す。

朝6時に日が昇り、6時に沈む。
雨季は16時にスコール。
ほぼ二季。

年中同じような気温だが、
ちょっとした季節を感じて、マンゴーは毎年きちんと実る。

自然がだいたい
「今年もよろしく」
って感じで回っている。

寒さ対策ゼロ。
豪雪ゼロ。
「備える」という概念が、日本ほど切実じゃない

毎日が有事で、四季過酷な国と、
“だいたい大丈夫”な国。

社会の形が違うのは、むしろ当然だ。

日本では「嫌われない」が生存戦略になる理由

だから日本は

目立つより同調
主張より様子見
正論より空気

これは精神論じゃない。

リスク管理。

嫌われないことは、日本では処世術ではなく生存戦略だった。

海外では
自分を出せ!

日本では
ちょっと待て、様子見ろ

どっちが正しい?
知らん。

でも日本で孤立すると、
メンタルへのダメージはわりと深刻。

この国、
人間関係の密度が高すぎる

これは単なる性格の問題ではなく、
日本社会や日本文化の成り立ちと深く関係しているのかもしれない。

同調できる人が一定数いるから、逸脱できる人も守られる

さて、ここからが少し大事な話。

最近よく聞く。
グレーゾーンの子どもが増えている、と。

発達の凸凹
感覚過敏
空気が読めない

この国の“空気OS”は、たしかに彼らにはハードモードだ。

でもね。

土台が崩れた社会は、
まず弱い人から落ちる

秩序があるから支援が回る
ルールがあるから制度が機能する
多数が安定しているから、少数を支えられる

同調圧力はたしかに息苦しい。

でも、
同調できる人が一定数いるから、逸脱できる人も守られる。

  • できる人が踏ん張る
  • 空気を読める人が回す
  • 列を守れる人が土台を作る

その上でこそ、

発達の凸凹も、
身体のハンディも、“個性”として守れる。

もし全員が好き勝手やり始めたら?

たぶん一番しんどくなるのは、一番弱い人たち


日本は、確かにいい国だ。
ただし、この国のルールを理解していれば、の話だけれど。

✔ 同調がストレスにならない
✔ 暗黙知
を無意識に処理できる
✔ 「まあいっか」
で流せる
必要な時にに戻れる

このOSに、ある程度同期できる人が、一定数いることで回っているのが日本。

この“共同体OS”は、
あなたを縛るためにあるんじゃない。

多分、
この不安定な土地で全員まとめて死なないための安全装置

……と考えると、
ちょっとだけ優しく見える、かな。

まあ、それでも
やっぱり息苦しいときは息苦しいけど。

それも含めて、
依存国家・日本のリアル。


日本社会の「空気を読む文化」については、以前こんな記事も書いています。

小学校~それは(ハードモード日本で生き残るための)小さな社会~
 https://yochytake.com/260218elementary-school-small-society-japan-survival/

おおしたさん
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この記事を書いた人

鍼灸師,あん摩マッサージ指圧師 /東京では小児はりや妊婦さんを多く手がけていました /特に逆子は2200人以上を経験 /広島県安芸郡府中町出身 /青年海外協力隊にてパナマ派遣 /2024年6月まで外苑前で鍼灸院を20年経営 /子ども4人はすでに成人

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