6月7日、東京で逆子の治療と、てい鍼の使い方をお伝えすることになりました。
声をかけてくれたのは、東京スキンタッチ会で一緒に学んできた盟友・山口あやこ。
盟友に指名されたら、そりゃもう東京に行くっきゃないでしょ、ってなわけで一日だけ上京しちゃいます。
で、よく聞かれるんだけど
「逆子治療って、誰に教わったんですか?」って。
正直に言うと……ほとんど独学(汗)。
鍼灸師からも、助産師からも、医師からも、「これが正解!」なんて教わったことはありません。
強いて言えば、
林田和郎先生の勉強会に一度参加したことと、当時外回転術をされていた中野の白石先生に、菓子折りを持って電凸したくらい。
じゃあ何を頼りにしてきたかというと、それはもうウチに来てくれた妊婦さんたち。
だから「回った逆子」より「回らなかった逆子」に、意識が行き過ぎるようになっちゃった。
そうなんです、妊婦さんに教えてもらうばかりだとね、治ったケースよりも、どうしても回らなかった逆子ちゃんのほうに目がいくんですよね。
逆子のまま帝王切開になった方、不安でいっぱいだった方、「逆子になってるの、私のせいですか?」と聞かれた夜。
そういう方と、1人1時間以上、ずーっと話す。
その結果どうなったかというと、回す技術は……あんまり上達しなかったかも(笑)。
でも、回らなかった時の言葉がけだけは、やたら上達してしまいました。
そして、逆子の相談って、そんだけじゃ終わらないもの。
- この病院、外回転できる?
- 麻酔つかうの?子宮収縮抑制剤つかうの?
- 骨盤位分娩に積極的?
- 先生にどう聞いたら角が立たない?
ちょいマニアックだけど、そんな話も山ほどしてきました。
逆立ち?
まぁ危険だから大声では言いませんが、「それで回った」って人、実は何人もいたりして(笑)。
背が高い人は外回転しやすいとか、第一胎向が治りやすいとか、最近聞いて「へぇ〜」って思った話も含めてね。
それから、至陰と三陰交。
「なぜそこ?」も一緒に考えたいところ。
- 和漢三才図会での至陰って、なんで右?
- 肝木バリバリの妊婦さんには足竅陰?
- てい鍼でトントン叩いて、脈とお腹を見て、適応側を決めるって意味ある?
臨床で「なんとなく」やってきたことを、今回はちゃんと言葉にして共有したい。
普段使っている逆子の方のために作ったカルテも、使えそうならお渡ししたいし、正直に言うと……私の取穴、合ってるか答え合わせしたいんです。
なので今回は、「教える」というより「一緒に考える」勉強会にできたらな、って思ってます。
- 逆子が治る確率は?
- 治らなかった時、なんて声をかければいい?
- てい鍼で状態が悪くなることは?
- 自宅でやってもらう安産灸の具体策は?
- 妊婦さんの施術、どこが危険でどう避ける?
- 最近の妊婦さん、体質変わってない?
答えが一つじゃないものほど、みんなで考えたいな、って。
ところで最近、助産師さんと一緒に産後ケアや子育て支援をしているんだけど、将来は、妊娠・出産・子育てを「学ぶ場」を助産師さんと一緒につくりたいと思ってる。
だから、同じ方向を向ける鍼灸師仲間と出会いたい。
なので自分のやってきたことは、全部出します。
その代わり、私の考え、遠慮なく修正してくださいませ。
一人でやってきたから、独りよがりになってるところ、山ほどあります。
それを直すのが、こういう場だと思ってるから。
逆子を「回す」話だけじゃありません。
逆子と一緒に、妊婦さんの人生にどう関わるかを考える一日。
ピンときた鍼灸師の方、ぜひ一緒に学び合いましょう。


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