出産は古来から女性の営みとして受け継がれてきたものです。
現代ではパートナーが出産に立ち会うケースも増えてきましたが、必ずしもすべての家族にとって最適な形とは限らないと思います。
確かに男性が出産に立ち会うことで、家族としての絆や父親の自覚が深まるという意見や研究もありますが、それは人によって感じ方が大きく異なります。
実際、立ち会い出産が父親にとって常に恩恵となるわけではない、というのは確かなことだと思います。
なぜ「出産の立ち会い」だけに価値を置かないのか?
近年は帝王切開の割合も増え、立ち会いを希望していても難しい状況があるのが現状です。
その中で私が大切にしたいと思うのは、当たり前のことですが「出産そのものよりも、産後の関わり」です。
生理学的にも、妊娠中にホルモンレベルで親子の愛着が完成するわけではなく、産後、子どもに触れ、世話をする体験を通して愛情や絆が育つとする考え方があります。
これは母子だけでなく、父子関係にも共通する重要な視点です。
立ち会い出産がすべてではない理由
- 一部の研究では父親の立ち会いが情緒的なつながりに寄与するとする報告も多くありますが、必ずしも立ち会うことだけが良い経験とは限らないことが示されています。
- また、文化や個人の価値観によって、出産の場面でのパートナーの立ち会いを望まないケースもあります。
本当に大切な「親としての関わり」
私は、出産立ち会いの是非にこだわるよりも、生まれた後の肌と肌のふれあい、日々の関わりの方が大切であり、親としての自覚や愛情が育まれると考えています。
言い換えれば、「出産という一瞬よりも、子どもと寄り添う日々にこそ意味がある」という視点です。
最後に
立ち会い出産にはさまざまな意見がありますが、大切なのは「家族それぞれに合った関わり方を見つけること」です。
出産はもちろん大きな出来事ですが、子どもとの関係が育つのは、産まれた後の毎日のふれあいの積み重ねです。
その中で父親も母親も、それぞれの立場で家族の絆を育んでいけることが一番だと思っています。


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