9月に入りましたね
色々手をつけすぎて、治療院の仕事をできずにいましたが、ようやく落ち着きはじめたので、ぼちぼち文章を書いていきたいと思っています。
「ありえない」を「ありえる」に変えてみると
小池龍之介さんの『しない生活 煩悩を静める108のお稽古本』を読んで、特に「ありえる」の話に「なるほどなぁ」と思ったことについて、、
世の中には「そんなのありえない!!」があふれています。
- 電車で化粧するなんてありえない。
- 歩きタバコなんてありえない。
- 山道を横に並んで歩くなんてありえない。
- 図書館の本に書き込みなんてありえない。
- いい歳してアイドル好きなんてありえない。
- 東京に地震が来るなんてありえない。
こうした「ありえない」が度を越すと、どうしても怒りや苛立ちが芽生えてしまいますよね。
それは「自分はそんなことはしない」「自分にはそんな目には遭わない」という思い込みが根底にあるからかもしれません。
でもここで全く逆に考えてみたらどうでしょう。
例えば、電車で化粧する人を見て「ありえる」と考えてみる。
「寝坊して会社に遅刻しそうなのかな?」って想像できるかもしれませんし、そしたら「今日も1日頑張ろうね!」と心の中で応援したくなるかもしれません。
山道を横に並んで歩く人も「ありえる」と思うと、
「ちょっと迷惑だけど、久しぶりに会った友だちと夢中でおしゃべりしているんだろうな」と理解できるかもしれません。
いい歳してアイドルに夢中な人も「ありえる」と考えれば、
「そこまで夢中になれるものがあって羨ましい!」と思えるかもしれません。
このように「ありえない」を「ありえる」に変えるだけで、心の苛立ちや怒りが不思議と和らいでいくのではないでしょうか。
これって子育てにも応用できそうです。
- 逆子ちゃんも「ありえる」。
- ギャン泣きも「ありえる」。
- 熱を出して当たり前。
- 魔の二歳児も「ありえるありえる」。
もちろん、毎日の生活は本当に大変で、つい隣の芝生が青く見えてしまうこともあります。
でも、隣の芝の住人だって、こちらの芝を「羨ましいなあ」と思っているかもしれません。
「ありえない」を「ありえる」に変えるだけで、少し肩の力が抜けて、心がやわらかくなる気がします。

しない生活 煩悩を静める108のお稽古 (幻冬舎新書)
小池龍之介 | 2014年05月08日発売


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