生まれやすくなるお灸のお話です
足の小指の先にお灸をする
しかも右足だけ
左足は逆に「止める」作用があるので、切迫気味のときなどに使うといいかもしれません
この右足小指の先にするお灸については、江戸時代の百科事典『和漢三才図会』(あの南方熊楠も読んでいた本です)の第十一巻・経絡部「至陰」の項にしっかり記載があります
そこには、こう書かれています
胎児が手を先ず出すような事態となり、諸の符薬も効がないとき、右の小指尖に三壮灸すればたちどころに通常に出産する。
胎児が手を先に出すような異常事態で、ほかの符薬でも効かなかったとき、右の小指の先に三壮灸をすれば、たちどころに正常に出産できる。
もちろん東洋医学的な状態の見極めは必要ですが、36週くらいからならここへのお灸は大丈夫!!
やり方としては、知熱灸で脉がふっと柔らかくなるタイミングを目安に3壮
経絡治療をされる方は、本治法のあとにぜひ試してみてくださいね!
広島県安芸郡府中町
七施鍼灸院
大下義武
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