健康にはできる限り気を配っているつもりです。
そしていつも笑顔と感謝の気持ちを忘れないように心がけています。
というのも、私自身が治療を受けるとき「健康で前向きな気持ちにさせてくれる先生」に診てもらいたいな!って思っているからです。
たとえ病気を抱えていたとしても、幸せであろうと思っている人のそばにいるだけで、不思議と症状が和らぐことがある——私はそんな感じに思っているので、、¥
さて、元気でいるためには「偏らないこと」も大切ですよね。
バランスの取れた考え方や在り方は、人との関わりをスムーズにしてくれます。
それは子どもたちにも伝わるものがあるようです。
先日、少しシャイで人見知りな、2歳前の女の子と出会いました。
最初は目を合わせることすらしてくれなかったのに、2回目に会ったときは、笑顔で駆け寄ってくれました。
お母さんのお話では、毎週会っているおばあちゃんにも、毎日会っているお父さんにも、そんな様子は見せないのだとか。
最近はすっかり「根がおばちゃん」な私(笑)。
きっと、偏らないよう心がけていることや、押しつけない雰囲気を、子どもたちは敏感に感じ取ってくれているのでしょう。
「この人は一緒に遊んでくれる人なんだ」と思ってくれたのなら、それだけで嬉しいことです。
夜泣きもこれで大丈夫、かな。
さて、健康についてもう少し。
実のところ、私はもともと体が強いほうではありませんでした。
1歳近くで高熱を出し、幼い頃はよく体調を崩していました。
プールに入るのを禁止されていた時期もあり、今でも25メートル泳ぐことはできません。
その後も色々ありましたが、どれもこれも「これは何かを学ぶための機会なんだ」と自分に言い聞かせつつ、乗り越えてきたように思います。
振り返るってみるに、体調を崩していた時期はたいていにおいて何かに「偏っていた」ように思います。
仏教では「執着(しゅうじゃく)」とも言うアレです。
偏ることで心と体のバランスが崩れ、無理が続いていたためだと思います。
人間は、どうしても偏ってしまう生き物です。
東洋医学の考えでは、本来、陰と陽、五行のバランスが整っていれば、病気にはなりにくいとされていますが、人それぞれに歪みやすい経絡(けいらく)を持っていて、知らず知らずのうちに調和を失ってしまいます。
だからこそ日頃から「陰陽虚実」のバランスを整えておくことが大切なのです。
現代社会を見渡すと、心も体も、右へ左へと大きく偏っている人が多いように感じます。
思想や宗教においてもそうですが、実は“偏る”ことって楽なんですよね。
そこに安心感や居心地の良さを感じると、つい依存したくなるのが人間というものなので、、、
そうした偏りから離れられない「がんこちゃん」は、いつか身を滅ぼします。
私は預言者ではありませんし、皆が皆ではありませんが、身体のつくりや肌の色、声のトーンなどを東洋医学の視点で見ていると「この人はこんな不調が出やすいかもしれないな」って予測できることがあります。
そんな、身体の歪みがわかっていない方にそっとアプローチし、病気を未然に防ぐ。
そんなお手伝いができることを、とてもありがたく思っています。
今日も明日も自分自身の健康にも気を配りながら、ほんの少しでも誰かに元気をお裾分けできたら嬉しいな!って思っています。
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