逆子治療は28週以降、できるだけ早いほうが効果が出やすいのですが、35週を過ぎてもまだまだできることはたくさんあります。
35週以降にできる逆子治療
妊娠10ヶ月近くなるこの時期は、ただお灸をするだけでは不十分。
体操や日常生活での工夫がとても大切になってきます。
実際に35週を過ぎてから赤ちゃんが回った方も多く、当院ではその時に取り組まれていたことを丁寧にお伝えしています。
逆子を直すために意識したいポイント
- なぜお灸が逆子に効果があるの?
- 「安産」と逆子改善の関係って?
- お灸で産後の回復が良くなる理由は?
こうしたメカニズムを理解することで、体操やお灸以外にも自分なりの工夫が生まれます。
経膣分娩でも帝王切開でも、お灸でお腹の奥が温まることは出産にも産後の肥立ちにも大切なこと。
胃腸と子宮のバランスが整えば、赤ちゃんは元気に育ち、お母さんの体を守ることにもつながります。
赤ちゃんは本来、頭を下にしたい
統計では 95%以上の赤ちゃんが頭から生まれてきます。
つまり、赤ちゃんにとっても「頭を下にした方が楽」だということ。
95%以上の出産が頭位という事実からも、子宮も赤ちゃんが頭を下にしやすいようにもともとできていると考えられます。
そのため、お腹の環境を整えるだけで、どの週数でも赤ちゃんは回転しやすくなります。
逆子と週数の目安
当院のカルテを整理すると、初診は32週前後が最も多く見られます。
その背景には、ちょうどこの時期に帝王切開の話が出始めることが関係しています。
- 30週の健診:「まだ治るから大丈夫」と言われる
- 32週の健診:帝王切開の日にちが決まる
そのため、32週の健診以降、「一度相談してみよう」と来院される方が多いと思われます。
28週と32週の逆子治療は生活習慣や体質等により、取り組み方が変わってきます。
ただし、いつもお伝えしているように
「食事・運動・睡眠・排泄・気持ち」
この5つを整えることで、赤ちゃんが回る可能性はまだ十分に残されています。
お仕事をされている方へ
特にデスクワークのお母さんは、座位が続くことで逆子ちゃんが下を向いてくれないケースが多々あります。
なので、30週前後で一度ご相談いただけると嬉しいです。
当院では、お仕事の合間にできる簡単な工夫をお伝えしています。
これを実践するだけでも逆子が改善しやすくなります。
七施鍼灸院からのメッセージ
妊娠期は一度きり。
「もっと気をつければよかった」と出産後に後悔される方も少なくありません。
だからこそ──
やれることをやって、あとは赤ちゃんに任せましょう。
頑張っているお母さんを、お腹の中で赤ちゃんも応援しています。
目指せ安産!
目指せ逆子直し!
広島県安芸郡府中町
七施鍼灸院
大下義武


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