情報よりも、まずは自分の声を聞いてみて

情報に右往左往^^;

「温めたほうが良い場所」って、人それぞれ違うはずなのに、、、
雑誌や本の情報を鵜呑みにして、とにかく身体を温めようとする方が意外と多くおられます。

たとえば「子宮を温めましょう」というフレーズ。
よく見かけますが、本当にその方の子宮が冷えているのか?と、疑問に思うこともしばしば。

いくら温めても、なかなか温まらない身体。
そういうとき、実は“冷たい刺激”——水風呂や冷水シャワーなどでいったん体温を下げることで、内側から熱を生み出すホメオスタシス(恒常性)の働きを活用するのが効果的な場合もあります。

  ホメオスターシスについて(厚生労働省PDF)

でもこれを言うと引かれることもあるので(笑)
相手を見て、そっとお伝えするようにしています。

情報を鵜呑みにする」というのは、誰にでも起こり得ること。
本やネットの知識ばかり信じて、自分の身体と相談することを忘れてしまっている人が多すぎます。
頭で考えるばかりで、感覚に耳を傾けていないんですよね。

記憶重視の受験戦争に象徴されるように、「知識のある人」が評価されがちな現代です。
情操教育も視覚や聴覚に偏りがちで、子どもたちの未来に少し不安を覚えることもあります。

たとえば「足を温めましょう」とひとことで言っても、そのやり方は人それぞれ。
靴下を履かないほうが調子の良い人もいれば、しっかり重ねて履いたほうが落ち着く人もいます。
レッグウォーマーだけで十分な人もいれば、素足がいちばん元気に過ごせるという人も。

食べ方、飲み方、運動の仕方……すべてが「その人次第」
だからこそ、たとえエビデンス(科学的根拠)があったとしても、それを絶対視して押しつけるのではなく、受け取る側には“話半分に聞く力”も求められると思うのです。

これだけ情報があふれているのに、むしろ情報に振り回される人が増えている——
そんな時代だからこそ、「自分の感覚と向き合うこと」が、これからますます大事になってくるのではないでしょうか。

右へ左へと偏りながら生きているこの世界。
悩ましいこともありますが、だからこそ面白くもあるのかもしれませんね。

  ホメオスターシスについて(厚生労働省PDF)

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